シニアな愛犬の日常、カサカサした愛犬の鼻

愛犬ブログ

季節は春に向かおうとしています。今年の冬に感じたことは、シニア犬の鼻がカサカサになることは仕方がないのですが、愛犬の鼻も私の手もとにかく乾燥してカサカサになったということでした。今回はシニアな愛犬の鼻がカサカサになったときの対処法などのお話です。

シニアな愛犬の鼻

2~3年くらい前からでしょうか、愛犬の鼻がひび割れたようにカサカサになり、角質のようなものが時々ポロッととれるようになりました。
これは何だろう?と思い、獣医師さんに相談をすると、特別な病気ではなく「老化」が原因とのこと。

愛犬たちが歳を重ねると、体の各機能が低下します。愛犬でいうなら、筋力低下もそのひとつです。
体の働きが緩やかになると、それとともに体から分泌される分泌物の量も減ります。

愛犬の鼻が湿っているメカニズムを簡単にご説明します。
愛犬たちの目を保護するための涙が、眼がしら付近にある涙点より鼻の奥に排出されます。
その涙と鼻の奥にある外側鼻腺という器官から分泌される汗のようなものと混ざり合ったものが、愛犬たちの鼻を濡らしている正体なのです。

シニア期を迎えると、涙点や涙点に繋がっている涙小管が詰まることがあります。
そうすると涙が鼻の奥に流れず、外側に漏れ出て涙をながしているようにみえます。

このように機能の低下など様々な原因により、シニア期を迎えた愛犬の鼻に分泌物による潤いが不足し、カサカサに乾燥してしまうのです。

ふたりでカサカサ

今の季節は特に愛犬の鼻は乾燥しやすく、すぐにカサカサになっていました。
そして最近私の手もカサカサになっていました。

以前は冬の強い味方「ユースキン」を愛用していたのですが、今年はなぜかいろいろな種類のハンドクリームが自宅にあったため、ユースキンを使わずに冬を越しました。

それが原因なのか、何が原因なのかわかりませんがとにかく手がカサカサします。
愛犬の鼻も気づくとカサカサ。
今年の冬は特に乾燥していた気がします。

私の場合、ビニール袋を開こうとすると「くっついている?」といいたくなるくらい、袋状にひらいてくれません。作業をしているパソコンの近くにハンドクリームを置いて、カサカサしたらすぐに塗るようにしていました。

水分不足なのか……。ふたりそろって老化なのか……。
今年の冬はふたりで仲良くカサカサしていました。

カサカサの強い味方

獣医師さんにも勧められて使用しているカサカサの救世主があります。それは「白色ワセリン」です。
ワセリンってそもそも何?ということでこちらをどうぞ。

ワセリンとは、石油から得た炭化水素類を脱色、精製した保湿剤です。石油が原料になっていると聞くと、肌に悪いのでは……?と感じる方もいるかもしれませんが、石油自体がもともと天然由来の成分です。

ワセリンには、肌内部へ浸透する働きはありませんが、肌の表面をしっかりとコーティングするという特徴があります。そのため外側からの刺激を防ぐとともに、水分を皮膚の内部にとどめることで、保湿する​ことができます。

健栄製薬公式ホームページより引用

ワセリンの種類は黄色ワセリン・白色ワセリン・白色ワセリンソフトなどがあります。
精製度や純度が高いものほど色が白くなり肌に対する刺激も少ない傾向があります。

リップクリームにも使われている白色ワセリンは、少量なら口に入っても問題がないといわれています。
そのため、愛犬の鼻の保湿にとても適しているのです。

夜、眠る前に少量を手に取り愛犬の鼻に塗ります。
そして余った分を自分の手に塗ります。

こちらが白色ワセリンを塗った翌日の愛犬の鼻です
(鼻ばっかり見て写真を撮ったら、こんな感じになってしまいました……)

まだボコボコしていますが、ほんのり潤っています。そして私の手も潤っています。
愛犬には、ワセリンの中でも刺激が少なく、赤ちゃんでも使えるベビー用のワセリンを使用しています。

ただ、ひとつ難点をいうなら、ワセリンは若干ベタベタするため、眠る前にしか使用できないというところでしょうか。

愛犬の肉球にももちろん効果があります。ただ、先も述べたように若干ベタベタするので、眠る前に塗ることをお勧めします。
コストパフォーマンスもよい白色ワセリンは、愛犬がシニア期を迎えたら、ひとつ用意しておくと便利かもしれませんね。

愛犬にワセリンを使用する場合は、獣医師さんに使用してもいいか聞いてみてくださいね。
こちらが私と愛犬が愛用をしているワセリンです。
文中に登場する「冬の救世主」ユースキンはこちらです。

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