愛犬を失った後に起きたこと

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愛犬が旅立ってもうじき3年になる。
3年経って何が変わったかというと、正直なにも変わっていない。

以前も書いたかもしれないが、今の自分と愛犬が旅立った直後の自分について書こうと思う。

    

メンタルの異常

愛犬が旅立ってすぐ、感情がすっかりなくなってしまった。
嬉しい、悲しい、楽しいなど、何も感じなくなってしまった。

朝目が覚めて、仕事をする。
仕事が終わったら、無意味にスマートフォンをいじるなど、時間を無駄に溶かす。

夜になると、眠る。
不眠の症状がなかったのは、不幸中の幸いである。

朝起きて、仕事をする。
この繰り返しをしていた。

幸い仕事は、在宅ワークだったため、マイペースに進める事ができた。
とにかく、人に会わない、外に出ない、この2つを徹底していた。

徹底していたというより、人に会えない、外に出られない。この言い方が正しいかも知れない。
そんな毎日を過ごしていた。

    

愛犬の事を想う

愛犬に会いたいと思った。
時々、近くに愛犬がいる事を想像して、名前を呼んだり、撫ぜてみたりした。
そうしている時は、気持ちが穏やかになった。
でも、現実に愛犬はいない。
現実に戻ってきたとき、とても辛かった。

愛犬に会いたい。

それが、一番の願いになった。

   

3年経とうとしている今の自分

わんこを迎える話が何度かあった。
本気で、迎えたいと思ったし、迎えるつもりでいた。
だけど、駄目だった。
自分の気持ちに向き合ったとき、迎えた子を不幸にしてしまうという恐怖の方が強くなってしまった。

メンタル面に関しても、「人にあまり会えない」「外にあまり出られない」くらいまでは緩和したが、今でも積極的に外に出ることはない。

感情に関しては、だいぶ戻ってきたが、愛犬がいた頃のように毎日笑うことはなくなった。

車にも乗ることができなくなった。
短時間なら乗ることができるが、長時間となるとパニックになる。
行動範囲が狭くなってしまった。

   

こうなる前に……

溺愛している愛犬が旅立ったら、少し苦しくても、人と会ったり、外に出た方がいいと個人的に思っている。
そうすれば、ここまで症状を拗らせることはなかっただろう。

でも、当時の自分にそれを伝えたとしても、きっと無理だったと思う。
なので、今の自分を受け入れて、できる事をやろうと考えるようになった。

きっと同じ思いをしている飼い主様はいると思う。

3年経っても、愛犬は私の相談相手であり、最高のパートナーである。
いつになったら、元に戻るかわからないけれど、今はこれでいい。
1歩ずつでも進めれば、それでいいと思う。

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