ドッグトレーナーがおすすめする犬のしつけ本

犬のこと

犬のしつけ本は何を基準に選んだらいいのでしょうか?数あるしつけ本の中から、ドッグトレーナーとして仕事をした経験などを生かし、おすすめしたい犬のしつけ本をご紹介します。

どれを選べばいい?犬のしつけ本

本屋さんで犬にまつわる書籍コーナーへ行くと、たくさんのしつけ本があります。

これだけたくさんあると、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

 

実際にドッグトレーナーとしてCPDT-KA(米国認定のドッグトレーナー資格)の資格を取得し、仕事をしていたドッグトレーナーの筆者がおすすめする「犬のしつけ本」をご紹介します。

犬のしつけ本を選ぶときに大切な2つのポイント

犬のしつけ本を選ぶときに大切な2つのポイントをご紹介します。

どのようなしつけをしたいか?

犬のしつけ方法は、大きく分けて3つあります。

  1. 褒めるトレーニング(モチベーショントレーニング)
  2. 少し厳しいトレーニング(強制訓練とよばれるもの)
  3. 1と2をミックスしたトレーニング

 

トレーニング方法を大きく分けるとこの3つです。

どのようなトレーニングをするか?その方法によって選ぶ本が変わってきます。

まずは、飼い主さんがやりやすいトレーニング方法を探してみましょう。

著者はどんな人?

次に著者はどんな人なのか、どんなトレーニング方法をしている人なのか調べてみましょう。

この人なら信頼できる!という著者の本や、わかりやすい言葉を使って書いてあるものがおすすめです。

犬を家族のように考えてしつけをするのか、一線をおいた付き合いを愛犬としたいのか、しつけの基本ベースは同じだとしても、著者の個性が出る場合があります。

どんな人が書いているか知ることで、そのしつけ方法の納得度が変わってくることがあります。

ドッグトレーナーがおすすめする犬のしつけ本

室内犬の飼い方・しつけ方 (著者:矢崎潤)

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イラストや写真が多く、とても分かりやすいしつけ本です。

著者の矢崎潤トレーナーは、モチベーショントレーニングをポリシーとしているため、犬にストレスがかからない方法でしつけをおこないます。

犬が大好きな矢崎潤トレーナー。矢崎潤トレーナーは、犬の可能性を引き出す力がある素晴らしいドッグトレーナーです。

犬のモンダイ行動の処方箋―ケーススタディでわかる犬のしつけ―(著者:中西典子)

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著者の中西典子トレーナーが、実際にトレーニングをした案件を、ケーススタディ方式で書かれているしつけ本です。

「こういう問題行動にはこういう対応をすればいい」ということが分かりやすく書かれています。

中西典子トレーナーは、多数のセミナーで講師を務められています。

経験や知識が豊富で、とても信頼ができるドッグトレーナーです。

中西典子トレーナーも、褒めて伸ばすモチベーショントレーニングを推奨しているドッグトレーナーです。

いぬ語会話帖(著者:ヴィベケ・リーセ)

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ドッグトレーナーとしてはもちろん、犬の行動分析家としても世界的に有名なヴィベケ・リーセ氏。

この本はしつけ本というより、犬が示すボディランゲージで、犬が何を伝えようとしているかわかりやすく書いてあります。

 

愛犬と接していて、どうしてこういう行動をするの?と悩んだときに頼れる1冊です。

犬に寄り添い、愛情があふれるトレーニング方法を選ぶヴィベケ・リーセ氏ならではの視点で書かれた、おすすめの本です。

犬のしつけ本、この言葉に気を付けて!

「〇日で激変!」や「簡単になおる!」などと書かれているしつけ本は、あまりおすすめできません。

なぜなら、犬は生き物であり確実に行動修正ができるのは、犬それぞれ個体差があるからです。

 

ドッグトレーナーはしつけをするとき、「必ずなおります」「すぐになおります」とは言いません。

無責任なように聞こえるかもしれませんが、犬は生き物です。そのため、行動改善はできたとしても、行動修正をするまでには時間がかかるからです。

その犬が積んできた経験や体験、そのコの気質なども考慮し、ドッグトレーナーはトレーニングをします。

 

悲しいことですが、どんなことにも近道はないということなのです。

しつけに近道があるとしたら、犬に一過性の大きなストレスがかかる可能性があると考えた方がよいでしょう。また、ストレスがかかるしつけは、熟練したドッグトレーナーが行わないと、失敗する可能性が高いため、おすすめできません。

最後に

今回は、初めてワンちゃんを迎えた方もわかりやすい、しつけ本をご紹介いたしました。

次回は、もう少し犬のことを詳しく知りたい!という方におすすめの「犬の本」をご紹介いたします。

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