シニアな愛犬の日常、愛犬の足にトーグリップスがつきました

愛犬ブログ

トーグリップスという滑り止めをご存じでしょうか。米国の獣医師さんが考えた「愛犬のための滑り止め」です。今回、歩行困難に近い愛犬もつけていただくことになりました。これからトーグリップスを試してみたいと考えている飼い主さまの参考になれば幸いです。

トーグリップスをつけてもらいました

いつもお世話になっている動物病院に相談をし、トーグリップスをつけてみることにしました。

愛犬の場合、後肢の骨が変形しているため、劇的な改善はみられないとのことでした。
まず、愛犬の場合は自分で立ち上がれません。そのため、立ち上がるためのお手伝いが必要になります。
お手伝いをして立ち上がったとき、どうなるか?というのが、トーグリップスに期待することでした。

トーグリップスとは?

米国の獣医師、Dr. バズビーが開発をした犬の爪に直接つける滑り止めです。
以前はAmazonなどのショッピングサイトで販売していたという噂も聞いたことがありますが、今は動物病院でしか購入できません。

トーグリップスのしくみ

犬は静止するために、サッカーシューズのスパイクのように、爪で地面をつかんで歩行しています。しかし、硬い爪で硬い床をつかむことはできません。トーグリップスは、硬くて滑りやすい床でも歩けるよう作られた、爪に装着して使用するグリップです。

トーグリップス公式サイトより引用

このように、愛犬の歩行のメカニズムを考慮してつくられた滑り止めです。
目的としてはフローリングや滑りやすい床の歩行を補助するためのものです。
対象とする子たちは、シニア犬や関節に炎症がある愛犬、腰が悪い愛犬など何らからの理由で歩行をしにくい、もしくは歩行に負担がかかる愛犬たちです。

トーグリップスを使用し、歩行をサポートすることで、愛犬たちの生活を豊かにしたいという考えにより作成されたそうです。

トーグリップスが愛犬の足につくまで

トーグリップスをつける前に、どのサイズが適しているか計測をします。
細い糸を愛犬の指に巻き、マークをつけて、その長さを測るという方法です。

特に痛くも痒くもない処置なのですが、恐怖を感じたのか大暴れをする愛犬。
それを見ていて「やっぱりつけなくてもいいかな……」と心が折れそうになる飼い主。

ですが、獣医師さんがうまく愛犬をなだめてくださり、無事に計測は終わりました。

そして、2~3日後に愛犬の足に合ったサイズのトーグリップスが届きました。
計測のときは大暴れをした愛犬ですが、トーグリップスをつけるときは、気にならなかったのか、おとなしくしていました。

愛犬の場合、前肢は踏ん張れるため「まずは後肢だけで試してみましょう」ということで、今回は後肢だけに装着です。

装着後、診察台の上で立っている愛犬を見て、獣医師さんが「すごいね。立っていられるね」と言ってくださいました。
愛犬の場合は、すたすた歩く劇的な変化ではなく、このくらいのささやかな変化でも、獣医師さんと私にとっては感動的な出来事なのです。

トーグリップスをつけた愛犬の歩行

トーグリップス公式サイトで見ると、大型犬がつけている画像が多いため、かなり大きく違和感があるのでは?と思っていました。
ですが、小さな足を持つ愛犬用のトーグリップスは、とても小さく、獣医師さんがつけているところを見ていたのですが、厚みもあまりありません。
装着後の負担がかかりにくく、違和感がないものだと感じました。

実際に自宅に戻り、愛犬の様子を見ていると、トーグリップスをつけていることを忘れているような雰囲気でした。

装着後の歩行ですが、排泄時に変化がありました。
今までは、排泄をしているときも腰回りを持つように支えていたのですが、今日は軽く手を添えているだけで、排泄ができました。

また、立ち上がったまま、不思議そうな顔をしてみたり、そのままゆっくりですが好きなところへ歩いてみたりしていました。

立ち上がること、少しでも歩くことができれば、筋力の低下を穏やかに軽減できます。
ゆっくりで、とても不器用な歩行ですが「自分の行きたい場所にいける」ということは、愛犬のメンタル面でも、よい効果が得られると感じています。

まだトーグリップスをつけた初日なので、このくらいの報告になりますが、今のところはいいことしか起きていません。

何日か使用して、改めてトーグリップスをつけた愛犬の様子を、ご報告をいたします。

※自宅の床面にはカーペットが敷いてあります。本来はフローリングの床を滑りにくくするための目的で作られています。ただ、カーペットでも効果が得られるのではないか?と了承してトーグリップスを愛犬に着けていただいています。

コメント

  1. Marianna より:

    ご愛犬のトゥーグリップス・デビューおめでとうございます🎶 うちのマリオンはペットシーツを敷き詰めたスペースで後ろ足が滑ることが気になり、今月5日の誕生日に獣医さんに付けて貰いました。 本人は装着を全く気にする様子もなく、爪の外側のグリップが取れることがあるくらいで、歩きやすくなったようです。 ご愛犬も行動範囲が広がる一助になればよろしいですね。 あまりお邪魔をするのもどうかと思い控えておりましたが…ご様子を伺い嬉しくて… ご愛犬にどうぞよろしくお伝え下さいませ。

    • aki tadano より:

      Marianna様
      コメントありがとうございます。
      チワワの小さな足でもトーグリップスは違和感がないようですね。愛犬も気にせず眠ったり食事をしたりしています。
      今まで座って水を飲んでいたのですが、トーグリップスを付けてから立って飲んでみるなど少しずつ変化を感じています。
      マリオン君もたくさん歩けるようになって良かったですね。
      いつでも気軽にコメントをいただけたらと思います。
      ありがとうございます。